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摂食障害の基本知識 ~経験者の視点で語り合いました
いづ : 病気と健常の境目…、みんなは摂食障害は病気だと思う?これはいいテーマだと思うから聞いてみたいな。
saahko : 私は、病名が付く付かないが問題なのではなく、生きづらさが問題なんだと思う。病気というより、その人にとって必要な経験を歩んでいるんだと思う。
いづ : 病気かどうか・・・例えばインフルエンザは病気だと思うけど、摂食障害というものは必ずしも病気だと思えない部分があるのは、自分にとって必要なことだったという気がするからかな。でも、「病気のせいやから私が悪いんじゃない」と楽になれた点では、病名をつけてくれてありがとうと思う。
雅代 : 病気というと、摂食障害は心の病気だと思う。他の依存症と同じで、その中の分類として摂食障害があるんだと思う。「あなたが悪いんじゃなくて病気が悪いんだよ」と医者に言われて救われたことがある。そこに自分を置いたほうが楽だった部分も確かにあるな。それから、病気ということで、自分と向き合う時間と場所をたくさん確保できたことはよかった。
いずみ : 「病気じゃなくて、食べ方が分からないだけ」というフレーズを書いていた時期もあったんだけど、私は病気と認めたときに治そうと思えたのかもしれない。でも、(拒食症の場合)病気と思っていないから、みんな医者任せにできないんじゃない?これだけ食べなさいとか言われても嫌嫌嫌って。
saahko : そうそう!そこだけは、誰にも何も言わせない!みたいな。私は今までこれだけ我慢ばかりしているのだから、ここだけは譲れないっていうような。本当の怒りを出せなかった分、食べること・食べ物に関しては怒りをあらわにしていたな。
いづ : 病気というか、怒り?
いずみ : 摂食障害の多くの人はみんな根底に怒りがあるよね。みんな怒ってるんだよね。
saahko : 私の場合、(痩せを保つことが)自分が唯一コントロールできる部分で、自分を保つための砦だったのかもしれない。
いづ : 痩せを保つことが“自分を保つ砦”の意味合いのときは、ご自身的には病名が必要なかったのですね。摂食障害は病気かどうか…、これは簡単には答えが出ないね…。病名がつくことで楽になれる部分があったり、病名がついて病気と認識したからこそ治そうという思いが生まれる場合があったり…。
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